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2017年10月28日土曜日

陸っぱりから ”ズル引き” エギングでコウイカを狙う

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スミイカ

2年前に ズル引きエギングでスミイカを釣る | 象と散歩 というブログを書きましたが、久しぶりにずる引きエギングに行ったのでおさらいです。

コウイカ類もアオリイカを狙ったエギをシャクるスタイルでも釣れますが、コウイカは砂泥低に生息しているので、コウイカを狙うならシャクリよりもズル引きが効率的です。コウイカ エギング の仕掛けと釣り方について説明していきます。

陸っぱりエギングで釣れるコウイカとは?

先ずは、ターゲットとするコウイカ類についてよく知りましょう。

イカはツツイカ目とコウイカ目に大別されます。エギンガーのターゲットであるアオリイカは、スルメイカやヤリイカと同じツツイカ目です。

そして、スミイカ(コウイカ)、カミナリイカ(モンゴウイカ)などはコウイカ目に分類されます。コウイカ目は、身体の中に下記のような石灰質の貝殻(甲)を持っているのが特徴です。

甲

「貝殻?」と思われるかも知れませんが、イカの祖先は貝と言われています。オウムガイは、殻を外側に持った頭足類で、コウイカは、この殻を退化させて身体の中に収めたと言われています。

Nautilus pompilius

英語でツツイカは Squid(スクイード)ですが、甲(Cultbone)を持つコウイカ類は、 Cuttlefish(カトルフィッシュ)です。日本語でもコウイカは漢字では甲烏賊と書きます。

エギングを初めて釣れたイカが何かを知るために、購入したのが イカ・タコ識別図鑑 のアプリ版でした。現在は、アプリでは販売せれていませんが、Kindle版 があるので釣り上げたときにスマホでも確認できます。


エギングで釣れるスミイカ(コウイカ)

コウイカ目にも何種類かいますが、コウイカは関東ではスミイカと呼ばれています。関西ではハリイカと呼ばれているようです。下記がコウイカ(スミイカ)です。

コウイカ

東京湾では晩秋から冬の時期での釣り船が一般的ですが、下記に引用文にあるように千葉の内湾でも3-4月であれば陸っぱりからのエギングで釣ることができます。
[釣り]
水深10-100mのやや内湾的な砂泥低にすみ、冬の終わりから春先にかけて浅海に浮上してきて産卵する。この時期に釣ることが多い。

エギングで釣れるカミナリイカ(モンゴウイカ)

千葉の房総でスミイカと呼ばれている大半はカミナリイカ(モンゴウイカ)のことです。トップのメインビジュアルにした写真もカミナリイカです。カミナリイカは秋でも釣れますが、春の産卵時期には1Kgを超えるサイズにもなり、釣って楽しい、食べて美味しいイカです。カミナリイカ(モンゴウイカ)は背中の文様から判別しやすいです。

下記は春に釣ったカミナリイカです。

カミナリイカ
[釣り]
コウイカと混同している釣り人がおおい。浅海に多くて身近な甲イカであり、大型になるので釣って面白く、食べても美味しいので、これから人気がでてくることだろう。

エギングで釣れるハリイカ

小型のコウイカと思いましたが、イカ・タコ識別図鑑 を見ると明瞭な斑紋がないためハリイカではないかと思います。胴長が10cmほどの小型のコウイカ類です。

ハリイカ
[釣り]
小型甲イカであり気づかれないので、わざわざ釣りで狙われない。しかし気をつけて見分けると混ざって釣れていることが多い。こういうイカを見るのも釣りの楽しみ。

コウイカ ズル引きエギングの仕掛け

基本的にはエギングと同じタックルで十分です。ただオモリを付けて遠くに投げるので固めの長いロッドがおススメです。先日は、少し風もあったので、風の影響を受けにくいインターライン(中通し)の EGEE-86MHIを使いました。リールはシマノの C3000SDH、ラインはPE 0.6号、リーダーは2号です。

タックル

ロッド

インターラインのロッドは、ロッドの中にラインを通すので、細い0.6号のPEラインでもガイドに絡む心配はありませんし、風があるときでもライントラブルはありません。是非一本は持っておきたいロッドです。

リール

リールも普段エギングで使っている シマノ セフィアBB C3000HGSDH です。ズル引きでダブルハンドルの必要はないですけど、やっぱりエギングにはダブルハンドルのリールです。

ライン(PEライン+リーダー)

ラインは抵抗が少なく飛距離がでる細いPEライン(0.6号)を使います。また細いPEラインの方が、風の影響も受けずらいです。

PEラインは、複数のポリエチレンの糸を織り込んでいるので強度があり、伸縮性がないので、ずる引きでもテンションを張ったままエギを引きずってくることができます。またイカがエギに食らいついたときのアタリもわかりやすいです。

下に紹介するメジャークラフトの弾丸ブレイドには4本編みと8本編みがありますが、4本編みの0.6号で強度は十分です。


リーダーには、海底を引きずったときの擦れにも強いフロロカーボンを使います。以前は2.5号のリーダーを使っていたのですが、最近は2.0号を使っています。


PEラインとリーダーの結び方

PEラインとリーダーのラインの結び方については、 これは簡単!PEラインとリーダーの結び方 | 象と散歩 に掲載している ”ひげなしノット” は、簡単で強度のある結束方法です。また、Duelから発売されている クイックリーダー は、簡単にループtoループでの結束方法ができるようにスナップ付きのリーダーが既にループになっています。


Duelが提供している下記の動画に結束方法(ラインの結び方)があり、動画にPEラインのループの結び方が説明されていますが、同じようにリーダーにもループを作ることで簡単にループtoループの結束ができます。

詳しくは下記のビデオを参考にしてください。


ループtoループでPEラインとリーダーを結んでズル引きエギングをしてみましたが、ラインが切れるといった強度的の問題はありませんでした。しかし、ラインの結び目が3箇所になるり、PEライン、リーダー、それぞれにラインが2重となる部分ができてしまいます。

”ひげなしノット” の方がより早く結べると思いますが、”ひげなしノット” がうまくできないというのであれば、こちらも試してみてください。

餌木(エギ)

ズル引きエギングの場合は、オモリを付けて遠くに飛ばすので、小さめの2.5号のエギを使っています。これより小さいエギだとカンナも小さくなってしまうのでバラす危険が高まります。

エギスナップにナス型オモリ(3号 - 4号)とエギを両方付けますが、スナップにはオモリも付けるので回転性のよいローリング付きのエギスナップかローリング・サルカンを使います。

餌木

上の写真は、YO-ZURI(ヨーヅリ)プレミアムアオリーQ RS BRS(ブロンズシェル)2.5号ですが、エギの種類とカラーはお好みで。


コウイカの釣り方

コウイカ類が生息する場所は砂泥低ですが、陸っぱりからでは海底の様子がわかりません。何回か餌木を付けずにオモリだけを投げてズル引いてくると、海底の様子がわかります。海底の様子がわかったら餌木を付けて投げます。
  1. なるべく遠くまで投げる
  2. ラインの弛みをとる
  3. シャクってエギをアピール
  4. ラインの弛みをとる
  5. 5-10秒間、エギを動かさずにステイ
  6. ゆっくりとリールを巻いて3-5mぐらい海底をズル引き
  7. 5-10秒間、エギを動かさずにステイ
あとは、3から7を繰り返します。

ラインを”スルスル”っと引っ張られるか、巻いてる途中で突然“ズンっ”と重くなったら、ひと呼吸待ってからロッドを立ててあわせます。

引いてくる途中でバラしてしまったときは、その場で暫くステイしてまた巻き始めるともう一度食らいついてくることもありますので慌てずに。

How to ズル引き

海底を引きずってくるので、イカ以外にもイイダコやマダコがかかることもあります。前回の釣果もカミナリイカとマダコでした。

釣果

2015年10月17日土曜日

ズル引きエギングでスミイカを釣る

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アオリイカを対象としたエギングでコウイカ類は外道とされていますが、餌木を着底させた釣り方をしているとスミイカが釣れます。スミイカについては、過去にきざしKeygramを使う(その2)でも触れていますが、一部再掲します。 

スミイカは、関東地方でのコウイカの別名です。真っ黒な大量のスミを吐くことからこう呼ばれているのだと思います。東京湾では10月頃から乗合船でのスミイカ釣りが始まります。 また下記にあるように、カミナリイカも甲イカ目コウイカ科で、見た目が似ているためコウイカと混同されています。

房総(千葉)のエギングで釣れるスミイカの殆どはカミナリイカです。またカミナリイカは一般的には、その文様からモンゴウイカ(紋甲烏賊)と呼ばれています。

また、英語名は Kisslip Cuttlefishです。確かに全身キスマークにも見えます...

カミナリイカ・紋甲イカ・スミイカ

そんな幸せいっぱいそうな英語名を持ちながら目つきはかなりの悪人です。

カミナリイカ モンゴウイカ 紋甲イカ 目つき
コウイカ コウイカは、水深10m-100mのやや内湾的な砂泥底にすみ、冬の終わりから春先にかけて浅海に浮上してきて産卵する。この時期に釣ることが多い。 カミナリイカ  とコウイカと混同している釣り人が多い。浅海に多くて身近な甲イカであり、大型になるので釣って面白く、食べて美味しい。

スミイカの釣れる時期

「スミイカ」でググられた時期をGoogleトレンド(カテゴリは釣り)で調べてみると、10,11月がピークとなっていることがわかります。実際にある程度サイズも大きくなって堤防から釣れる時期もこの頃です。産卵後に成長したカミナリイカは、水温が下がるまでは浅瀬にいるので、この時期は堤防からも釣ることができます。

ズル引きエギングでスミイカを釣る

コウイカの仲間は砂泥底(さでいぞこ)に生息し、あまり中層や表層では泳いでいません。水族館でみたコウイカもアオリイカよりも底にいました。以前NHKで放映された「知られざる野生 東京湾~イカの王国」でも館山の砂泥底を泳ぐカミナリイカの姿がありました。

コウイカの幼体
水槽の砂底にいるコウイカの幼イカ@八景島シーパラ
と、いうことでコウイカ類を釣るには底狙いで間違いありません。餌も海底に佇むエビや魚です。なのでエギングで餌木を着底させてからシャクっているとコウイカ類も釣れるのです。エギングを始めた時に、アオリイカは二段シャクリ、スミイカはズル引きが基本だと師匠にも教わりました。勿論、中層の餌木を果敢に攻めてくるカミナリイカもいます。

ズル引きとは、その名の通り、餌木を底まで落として海底をズルズルと引っ張ってくることです。下記は、釣り用語集での説明です。
ズル引き ワームを底まで落とし、底をズルズルと引きずるようにゆっくりワームを動かすこと。 ワームとは 疑似餌のことでやわらかいソフトルアーの一種です。自然界には存在しない生物やミミズ(ストレートワーム)、ザリガニ(クローワーム)、に似せて作られている。ハードルアーに比べると比較的よく釣れるのでバス釣りではクランクベイトやスピナーベイトなどのフォローとして使用される場合が多い。
ズル引きエギングは単純な動作です。上記の説明のように餌木を着底させてからゆっくりと引きずってくるだけです。そう考えると餌木を早く沈め、しっかりと底を取れるようにした方が効率的です。

ズル引きエギングに最適な餌木

コウイカ用のエギングも仕掛けは、DUEL(YO-ZURI)から発売されているボトムシュリンプ 3.0号のようなズル引き専用餌木もあります。



写真をみてわかるように餌木の下にオモリ(6号 23g)が付いています。海底では下図のように餌木が底に付かないため、根掛かり防止になっているようです。餌木のサイズは3.0号(ボトムシュリンプ 3.0号)と3.5号(ボトムシュリンプ 3.5号)があり、コウイカの生態を鑑みた仕掛けになっています。釣り方についてはボトムシュリンプの製品情報に掲載されています。

ズルズル海底をひいて~ピタッと止める!これで簡単イカGET
ボトムシュリンプ製品情報から転載




ボトムシュリンプのようなズル引き専用の餌木を購入しなくても、スナップに「なす型」か「六角型」のオモリを餌木と共に装着するだけで十分です。ボトムシュリンプは3.0-3.5号の餌木です。餌木は号表記ですが、もともとは寸なので、9 - 10cm 程度の大きさです。自分で餌木を用意することで、サイズも色も色々と試すことができます。

餌木サイズとオモリについての組み合わせを色々と試してみましたが、自分にとっての最適な組み合わせは、餌木サイズは2.5号で、オモリは、3-4号です。オモリが大きくなると飛距離も出ますが、ロッドへの負担も大きくなります。


オモリの号数は、尺貫法の匁(もんめ)で1号=1匁です。1匁は、3.75g なので、4号のオモリは約15gです。YO-ZURI パタパタQ ラトル 2.5号を使うとすると重量は10gなので、合計で25gとなります。

4.0号の餌木(YO-ZURI エギ アオリーQ RS 4.0号)が24gなので、4号餌木よりも重くなります。ロッドへの負荷が気になるようでしたらオモリを3号(11g)に下げると、合計が21gになり、4号餌木よりも軽くなります。

餌木サイズを下げても軽量化を計ることができますが、餌木が小さくなると、掛かりが甘くなりイカをばらしてしまうリスクが高まります。YO-ZURI アオリーQ RS 2.0号は、8.3gなので、4号のオモリと組み合わせると合計約23gとなり、この組合せでは4号餌木よりは軽くなります。


上記の組合せはエギングロッドを前提としていますので、ダイワ ロッド ジグキャスター 87MHのような硬め(ミディアムヘビー)のルアーロッドを使うのであれば気にする必要はなくなります。


ズル引きエギングのロッド

エギングロッドでズル引きを楽しむのであれば、ダイワ エメラルダス 86MHのような硬めのエギングロッドで4.0号の餌木まで対応しているものであれば、2.5号餌木+オモリ4号でも大丈夫かと思いますが、自己責任でお願いします。


ズル引きエギングのリール

リールも普段エギングで使っているリールで問題ありません。DAIWAであれば2500、SHIMANOであれば3000番のリールです。シャクリのエギングと併用するのであれば、やはりダブルハンドルを選びましょう。




ズル引きエギングのコツ

ズル引きは根掛かりのリスクが大きくなりすので、初めてキャスティングする場所では、最初は餌木を付けずにオモリだけにして、手前までズル引いてくると海底の様子がわかります。
 
キャスティングは、少し長めにラインを垂らして、オモリの自重を使って飛ばします。あとは、ゆっくりとリールを巻いて、数m動かしたら、しばらく止めてを繰り返します。止めている間もテンションを張っておきます。 たまにシャックって海底を跳ね上げるのも効果的です。

リールを巻く速度、距離、止めている時間を色々と試して自分のベストパターンをつくりましょう。
 
スミイカが餌木に食いついてくるのは、ズル引きを止めた瞬間、若しくは動き出す瞬間です。リールを巻き始めた瞬間に“ズンっ”と重くなったら、ひと呼吸まってからロッドを立ててあわせます。

リールを巻き始めた瞬間に餌木に食らいついてきたときに、あわせが早いと、食腕だけが餌木のカンナに掛かっているときもありますので、あわせは慌てないことが大切です。

手前に寄せてから十分に墨を吐かせてからあげます。

ズル引きエギングの釣果

2013年5月11日土曜日

初心者でもわかるエギングロッドの選び方

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愛用していたエギングロッド EGEE 86MH でしたが、釣行後の水洗の時に先端のガイドを折ってしまいました。コストパフォーマンスのよいロッドでした。修理に出そうかとも考えましたが実売で1万円ぐらいのロッドだったので、新しいロッドを探してみようと思っています。

BROKEN_EGEE-86MH

エギングを始めたときに戸惑ったのがロッド(竿)の選択です。釣りの知識もなかったので書いてあることも理解できず、何を基準で選んでいいかわかりませんでした。最初に購入したエギングロッドは、Major Craft(メジャークラフト)の ZALTZ(ザルツ)エギングシリーズの ZAT-832E です。

しかし、このロッドは釣り具店の店員に勧められるがままに購入したものなので、自分でロッドを選んだという意味では、ダイワ(Daiwa) E-GEE アウトガイト 86MH が最初でした。

ダイワ E-GGEブランドはなくなり、現在、同じ 2.6m で 固めのミディアムヘビーのエギングロッドには、廉価版の ダイワ リバティクラブ 862MH と、ひとつ上位クラスの ダイワ エメラルダス 86M があります。

[2017.10.28更新]

初心に戻って、エギングロッドとは何かについて考えてみたいと思います。

ロッドの概観

最初にエギングロッドの各パーツの呼び名です。
lod_parts_name

グリップ

グリップとは、ロッドを握る部分になります。エギングロッド多くはグリップがスポンジです。スポンジの素材に EVA (Ethylene-Vinyl Acetate エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂)が使われているのものが多く、EVAグリップと表記されています。グリップの長さは下図の赤線の肘から指先までの長さだと扱いやすいと言われています。

length

リールシート

リールシートとは、リールを取り付ける部分です。上部がネジになっているものと下部がネジになっているものとがあります。

バッド

バッドとは、ロッドの根本部分になります。大型のアオリイカとのファイトではバッドパワー(しっかりとしたバッド)が必要となります。

ティップ

ティップとは、ロッドの先端部分です。餌木をコントロールする重要な部分です。アオリイカのアタリは、ライン(釣り糸)若しくはこのティップ部分で感じることができます。

ガイド

ガイドとは、ライン(釣り糸)を通すための金具です。先端のガイドはトップガイドと呼ばれています。エギングの場合はPEラインという細い釣り糸を使ってシャクルためにガイドに糸が絡みやすいため、ラインが絡みにくい工夫がされた富士工業株式会社のKガイドが多く採用されています。

風でラインが絡まる様子は以下の動画からわかります。


ラインが絡まないKガイドの様子は以下の動画を閲覧ください。


ブランク

ブランクとは、ロッド本体のことでグリップ以外の部分を指します。

継ぎ数

通常のエギングロッドは、2本で構成される、継数2本の並継タイプです。継ぎ部分が多くなると強度が弱くなり、節が重なる部分ができるために軽量化が図れないということは構造的に理解できます。

エギングは飛距離も必要になるので、ロッドの長さは通常8フィート(2.44m)から9フィート(2.74m)ありますので、持ち運びと耐久性を考えて継数2本というのが一般的なのではないかと思います。

2ピース以外の変わり種では、モバイル性を高めた4ピースのエギングロッド、メジャークラフト クロステージ エギング 4ピース CRX-864EL があります。仕舞寸法は、69.5cm です。

対応エギは、2.0号 - 3.5号とありますが、「3代目」CROSTAGE PACK ROD | メジャークラフトには、2号や2.5号が推奨されています。
気軽にエギングを楽しみたいならこのモデルがオススメです。持ち運びの良い4ピース設計ですので、旅行や出張先の空いた時間でエギングゲームを楽しめます。ライトエギング用に開発されたこのモデルは、2号や2.5号を使用した秋イカの数釣りや、常夜灯に集まる筒イカゲームに最適です。ジグヘッドや鉄板バイブを使用したライトゲームにもオススメです。仕舞寸法(ロッドのみ)が69.5cm。




テレスコタイプ

テレスコとは、下記に引用したテレスコピックの略で振出式のロッドです。
テレスコピック(telescopic)とは、望遠鏡で風景を拡大すること(テレスコーピング(Telescoping)が転じて、機械などで、携帯型の望遠鏡のように、重なり合った筒が伸び縮みする構造のこと。
特徴として収納時の長さが短くなるので携帯性に優れているというこです。アルファタックルのTRGR(トラギア)シリーズ A-836ML-F は、8.3ftのロッドで継数6本。仕舞寸法(畳んだ長さ)は52cmです。旅行バックにも収納できて重宝しています。

残念ながらTRGR(トラギア)シリーズがオンラインでは販売されなくなってしまいました。代わりに アブガルシア(Abu Garcia) スピニング ロッド クロスフィールド XRFS-864ML-TE が販売されています。継数はトラギアより少ない4本ですが、その分、仕舞い寸法が 74cmと長めです。

また DAIWA : クロスビート からもテレスコピック モデルのエギングロッドが発売されています。ダイワ クロスビート 864TMLFS は、長さが2.59m(8’6”)、継数4本、仕舞い寸法は76cm、2.5号-3.5号のエギが使えるミディアムライトのテレスコです。[2017.10.28追記]



テレスコタイプのロッドは継数が多くなるのでパワーのある(硬い)ロッドは難しいようです(ロッドパワーについては後述)。アブガルシア XRFS-864ML-TE のロッドパワーは、ML(ミディアムライト)でエギングロッドとしては軟らかい部類になります。

しかし、自分が保有している TRGR A-836ML-F も同じML(ミディアムライト)ですが、沖縄でのエギング釣行で、2kgオーバーのアオリイカを3.5号のエギで釣りあげることができました。

難点としては、ロッドに固定されていないガイドが多いために真っ直ぐに並べるのが結構面倒です。また、シャクリを繰り返しているうちにガイド位置がずれて(回って)しまう。といったところでしょうか。

テレスコタイプのガイドの煩わしさから解放してくれるのが、テレスコ&インターライン(中通し竿)のダイワ(Daiwa) エメラルダス ST 83TM-MD でしたが、こちらも、もう販売されていません。現在では、テレスコピックのインターラインのエギングロッドは、なさそうです。[2017.10.28更新]

何れにしてもエギングロッドでテレスコタイプを選ぶ理由は携帯性しかありませんのでメインで利用するロッドではありません。

アウトガイドとインターライン

ガイドとはライン(釣り糸)を通すリング(輪)で、ロッドの外側にガイドが付いているものをアウトガイドと呼びます。

エギングでは細いPEラインを使っているので、風やシャクリの動作によってラインがガイドに絡みやすいというのが宿命です。とくにエギング初心者にはトップガイド(穂先のガイド)でのライントラブルはつきものです。そのためエギングロッドではラインが絡みにくいようなガイドに設計されています。

ガイドにラインが絡むトラブルを根本的に解決してくれるのはインターライン(中通し)タイプのロッドです。

ラインをロッドの中に通すため、風の影響も少ない構造です。以前はインターラインのロッドといえば高嶺の花でしたが、最近ではエントリーモデルにもラインナップされています。インターラインモデルの難点はラインをロッドの中を通すために特殊な器具(ワイヤー)が必要となることです。パンツのゴムを通すのと同じ要領です。

ダイワからは、エントリーモデルのリバティクラブとエメラダスからインターラインモデルが発売されおり、実売価格で1万円ぐらいからインターラインモデルを購入することができます。型番の最後の I が InterLine(インターライン)を表しています。 またシマノ セフィア SS SI もインターラインモデルですが、2万円台と少し高いラインナップとなっています。[2017.10.28更新]

 
リバティクラブ
エメラルダス
レングス
ロッドパワー
8ft
ML
(ミディアムライト)
8.3ft
ML
(ミディアムライト)
8.6ft
M
(ミディアム)
8.6ft
MH
(ミディアヘビー)


ロッドレングス(長さ)

ロッドの長さは、フィート(ft)で表されています。余談ですが、Googleは単位変換もしてくれます。1フィート、1ftで検索すると30.48センチとなります。

1ft - Google 検索

しかし、ロッドの長さは、実際の長さとは若干異なるようです。下表は DAIWAエメラルダ と SHIMANOセフィアBB のロッドの長さ表記と全長になります。DAIWAは型番の 80、83、86、89が、SHIMANOは型番の 8x0、8x3、8x6 の部分が長さを表しています。

 
ロッドの長さ(DAIWA,SHIMANO) メートル DAIWA SHIMANO
8.0ft (80,800) 2.44m 2.44 m 2.44 m
8.3ft (83,803) 2.53m 2.51 m 2.52 m
8.6ft (86,806) 2.62m 2.59 m 2.59 m
8.9ft (89,809) 2.71m 2.67 m 2.67m

物理的にはロッドが長ければ長い程、飛距離は出ると思いますが、9ft を超えるロッドは初心者には扱いづらいと思います。8ft台を選択するのが無難です。8.0ftから8.6ftであればロッドレングスの差は15cmです。この程度の差であればあまり飛距離は気にしなくていいと思います。

一方、ロッドの扱いやすさという点では、15cmの差は大きく感じると思います。女性や身長の低い方であれば8.0ftの選択が無難です。また低い堤防の場合も短いロッドの方が断然扱いやすいです。

秋サイズ(小型サイズ)のアオリイカをサイト(見ながら)中心で狙うのであれば、8.0ft 以下のロッドが最適です。自分は、ヤマシタ(YAMASHITA) ナオリー Feeling Shaft LT762ML を秋のエギングで使っていますが、レングスは 7.6ft(2.29m)です。


ロッドの重さ

エギングはシャクリを連続しますのでロッドの重量は大切なポイントです。軽ければ軽い程、扱いやすいロッドとなります。また1日中シャクリ続けるのであれば軽いロッドであることに越したことはありません。

ロッドの自重は長さ、太さ、硬さに起因します。つまり長くてロッドパワーのあるロッドであれば重いということになります。太く硬く重いロッドは手首への負担が大きくなります。

下表に SHIMANO Sephia BB(セフィアBB) と DAIWA EMERALDAS(エメラルダス) でサイズによる自重を比較してみました。
 
ブランド
8.0ft
8.3ft
8.6ft
Sephia BB
S800M
92g
S803M
93g
S806M
97g
EMERALDAS
80M
112g
83M
130g
86M
134g

当然、同シリーズで硬さが同じであれば長さが短くなれば軽くなっています。

ロッドの素材

エギングのロッドにはカーボン含有率というのが記されています。カーボンとはカーボンファイバー(炭素繊維)のことで、特徴としては「軽くて強い」ということです。

カーボン以外の素材としては、グラスファイバー(ガラス素材)があります。グラスファイバーはカーボンに比べると重く軟らかくなります。

エギングロッドはこの2つの素材を混合することで、軽量で高感度であり、且つ張りが強く高弾性なロッドに仕上げています。硬いロッドはカーボン比率が高く、軟らかいロッドであればカーボン比率を下げます。また自重で曲がってしまうような長いロッドもカーボン含有率を高めなければなりません。

ロッドの性質

エギングロッドの概観からの説明の次はロッドの性質についてロッドパワーとテーバーから考えていきたいと思います。

ロッドパワー

ロッドパワーとはロッドの硬さで、ロッドに負荷をかけたときにどれだけしなるかをUL(ウルトラライト)からH(ヘビー)の6段階で定義しています。しかし、定量的な目安はないようで同じロッドパワーでもメーカーによって異なるようです。ロッドパワーの6段階について下記に示しますが、エギングロッドではミディアムライトからミディアムヘビーのラインナップが主流です。

 
軟らかい
硬い
ロッド
パワー
ウルトラライト
ライト
ミディアム
ライト
ミディアム
ミディアム
ヘビー
ヘビー
記号
UL
L
ML(EL)
M(E)
MH(EH)
H

メジャークラフトでは、EL, E, EH と表記されています。最初に購入したロッドがクロスステージの TypeE でしたが、ダイワやシマノでいう M と同じような感じです。EL=ML, E=M, EH=MH といった感じでしょうか。

またエギの適合号数が記載されているロッドもありますが、大きい(重い)エギをシャクル、深場で攻めるのであればロッドパワーが必要となります。エギングでは弾性のないPEラインを使うので、硬めのロッドの方がシャクリの動作がエギに伝わりやすく初心者には扱いやすいと思います。

同じ力でシャクったとしてもロッドが軟らかれば、ロッドが曲がることによって力が吸収されてしまいます。しかし、ロッドの曲がる力を利用してシャクることができますので、力がない女性には軟らかめのロッドがおススメです。男性でもパワフルにシャカシャカとシャクるまくるより、大人にゆくっりとシャクリたいというのであれば M, ML のロッドが向いています。

特に軟らかくしなやかなML(ミディアムライト)のロッドは、ラインスラックを利用したスラックジャークを中心、ゆっくりと餌木を動かしたいというのに適しています。また秋シーズンで2.0-2.5号の餌木を使うのであれば、餌木が跳ね上がらないようにロッドで力が分散される軟らかいロッドが適しています。
ラインスラックとは... ラインのたるみ(糸ふけ)のこと。キャスト後、スラッグを取らないと、リールに巻きつくなどしてライントラブルの原因になるので注意が必要。潮の流れや風などで糸が流されたり、オモリが海底について、竿の先端から浮きやルアーの間の道糸やラインがたるんでいる状態のこと。一般的に初心者などは、このたるみをなくしピンっと張ることでアタリを感じやすくする。糸ふけは基本的に出さないように釣るのが上手い釣り。糸ふけが多いとアタリを見逃したり、仕掛けを不必要に潮に流されてしまう。落とし込み釣りやトラウトなどの釣りでは意図的に糸ふけを出し、そのラインの沈下速度の変化や糸ふけに出るアタリでアワセを入れる。初心者には難しい技だがすぐに慣れる。
スラックジャークとは... 最近ではラインのたるみ(スラック)を利用してしゃくりあげる「スラックジャーク」などが挙げられる。スラックジャークは、ラインテンションをかけた状態でしゃくるときに起きてしまうズル引きのようなアクションを良しとせず、ラインをあえてたるませることによってロッドを振り上げる初速度を有効に餌木に伝えるテクニックであり、商業的エギング界においては重見典宏が提唱して広めた。
ロッドパワーの違いを SHIMANO Sephia BB (シマノ セフィア BB)で考察してみます。
 
品番
先径/元径(mm)
カーボン含有率(%)
S806ML
1.5/11.3
95.6
S806M
1.6/12.3
95.6
S806MH
1.6/12.5
95.8

ロッドの長さは8.6ftです。ML と M を比較するとカーボン含有率は同じ95.6%です。しかし、ML(ミディアム・ライト)は元径が 1mm細いことがわかります。また M と MH で比較するとMHが元径で 0.2mm太く、カーボン含有率は 0.2% 多いことがわかります。

つまり、軟らかいロッドは、細くカーボン含有率が低く、硬いロッドは太くカーボン含有率が高いということになります。

ロッドテーパー

ロッドテーパーとは、ロッドに負荷をかけて曲げたときの曲がる位置のことで次のように表されています。日本語では調子といわれています。

スロー
レギュラー
ファスト
胴調子
中調子
先調子

スロー・テーパー
より根本に近いところで曲がるので柔らかく手首や腕への負担が少なくなります。但し、餌木にシャクリが伝わりづらいので大きくスローなシャクリ動作に適しています。

ファースト・テーパー
先端部で曲がるので堅くロッドが力を吸収しないので手首や腕への負担が大きくなります。シャクリの動作が餌木に伝わりやすいので、餌木を繊細に動かすことができます。

DAIWAやSHIMANOのエギングロッドにはテーパーの記載がなく、最適なロッドパワーとテーパーの組み合わせを構成して発売しているようです。 エギングロッドはファーストテパーがよいと言われているので、基本はファースト・テーパーなのだと思います。

下記は同じロッドの長さでの800gの荷重をかけた場合のロッドのしなり具合です。【DAIWA エメラルダスINF(インターライン)を修正】

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最初に選ぶエギングロッドの一本とは

エギング初心者で釣りも初めてということであってもあまり安いロッドはお勧めしません。かといって5, 6万もするようなロッドも必要がありません。DAIWA リバティクラブ、DAIWA エメラルダス、SHIMANO Sephia BB あたりから選ぶのが無難だと思います。実売価格で1万円~1.5万円ぐらいです。

ラインをセットし直すときには、ワイヤーが必要で面倒ですが、インターラインのロッドは風にも強く、ライントラブルが少ないので、使いやすいです。

価格の差で何が違ってくるのかをみるために、DAIWAの8.6ft、MH(ミディアムヘビー)のロッドで関連する項目を表にまとめてみました。

Daiwa エギングロッドでの比較

種類
型番
自重
先径/元径
カーボン含有率
ガイド
実売価格
リバティクラブ 862MH 140g 1.6/11.4mm 87% SICガイド ¥7,930
エメラルダス 86MH 125g 1.6/11.9mm 87% Kガイド ¥12,368
エメラルダスMX 86MH 105g 1.7/12.4mm 97% KTガイド ¥20,115

8.6ft MH (ミディアムヘビー)のロッドは、簡単に言えば長くて張りのあるロッドです。

ロッドの長さ、太さが同じであればカーボン含有率が高いロッドは、軽量で弾性があり、感度の高いロッドになります。上表を見るとリバティクラブ 862MH のカーボン含有率は、87%ですが、上位シリーズのエメラダス MX とでは10%異なります。

単純に考えれば、カーボン含有率が高いロッドよりも低いロッドの方が先径も元径も細くなっているということは、弾性を出すために細くしているように思えます。

エギングはシャクリが基本なので、ロッドの手元の方はしっかりしていて、シャクってもぶれず、先端でしっかりエギがコントロールできるロッドが使いやすいです。

ダイワでエギングロッドを選ぶのであれば、実売価格で5,000円の差はありますが、ガイドもラインが絡まり難いKガイドを採用しているエメラルダスをお勧めします。


シマノ エギングロッド(セフィア)での比較

もうひとつの選択肢としては、SHIMANO セフィアシリーズの BB あたりになります。シマノのロッドは、ダイワのエギングロッドよりも価格設定が少し高くなっています。Spehia の3シリーズでも同じように 8.6ft MH (ミディアムヘビー)で比較しているのが下表になります。
 
種類
型番
自重
先径/元径
カーボン含有率
ガイド
実売価格
Sephia BB S806MH 105g 1.6/12.5 mm 95.8% Kガイド ¥15,359
Sephia SS R S806MH 117g 1.7/12.5 mm 94.6% Kガイド ¥19,958

シマノの場合は、単純にカーボン含有率でみるとセフィアBBよりも上位シリーズのセフィアSS Rの方がカーボン含有率が少ないですが、そもそもカーボン素材が異なっているのでカーボン含有率では比較できません。



女性におススメのエギングロッド

男性よりも身長が低く、腕力がない、という一般的な特徴を考えると、短めの軟らかいロッドがいいかと思います。身長が160cmなければ 8.0ftの方がいいかと思います。160cm以上あるのであれば 8.3ftでも問題なく扱えると思います。

また身長に関わらず、春の大型を狙いたいというのであれば 8.3ftのロッドを選びましょう。



男性におススメのエギングロッド

身長が170cm あるのであれば8.6ft (2.6m程度)の長さでも不自由なく扱えると思います。

エギングを始めるにあたっては、ロッドの動きがエギに直接伝わる硬いロッドがいいのではないかと思います。自分は最初にミディアムのロッドを使いましたが、シャクった後のロッドのブレが結構気になりました。硬いミディアムヘビーのロッドで、色々なシャクリ方とエギの動きを学んでから次にステップに進まれるのがいいかと思います。

セッティングは多少面倒になりますが、ライントラブルや風の影響を受けにくいので、初めの1本からインターラインという選択肢もありかと思います。



秋イカシーズンにおススメのエギングロッド

男性には硬く長いロッドといいましたが、秋シーズンのサイト(見えイカ)狙いであれば長く硬いロッドは必要ありません。

勿論、8.6ft のミディアムヘビーのロッドでサイトエギングができないわけではありませんが、サイト中心であれば短く軟らかいロッドで2.5号の餌木を使ったエギングがベストです。イカのサイズが小さいとアタリも取りずらく、シャクったときにイカが乗っているということがあります。硬いロッドで強くシャクルと身切れのリスクもあります。




上記のロッドであれば、長年使うことができると思います。そして、2本目以降は自分の釣り方にあったロッドを探してみてください。

己の選択

ミディアム・ヘビーのロッドを使っていたので、柔らかいロッドを試してみたかったのでミディアム・ライトのロッド(ダイワ エメラルダス INF 86ML)とインターラインのロッド(E-GEE 86MHI)を購入。

柔らかいロッドは、春の大型狙いで、インターラインのロッドは、ズル引きや風のある日に使っています。[2017.10.28更新]

 
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